居抜き物件の需要拡大
飲食業アルバイトの平均時給が増加していることからも分かるように、近年の日本は景気回復傾向にあります。ですが完全に景気回復が軌道に乗っているとは言い難く、完全新規の開店は増えず居抜き物件の需要が拡大しています。あらかじめ設備が整った物件を貸借することで、開業資金を抑えたいという開業希望者が多いからです。また、外食産業は薄利多売にも関わらず、初期コストが非常に嵩むことで有名です。
その最大の要因は理不尽なまでに高い業務用キッチン機器の価格です。以前は情報量が少なかったため、言い値で高値の業務用機器を買わされる被害者が後を絶ちませんでしたが、近年はネットなどによって情報共有が進み、そのような被害が少なくなっています。インターネットの普及に伴い十分な知識を有する賢い開業希望者が増えたことが、需要拡大の大きな要因であることは間違いありません。また、独立開業希望者の絶対数が増えていることも需要拡大の理由のひとつです。
近年多くの団塊の世代が退職していますが、彼らは第ニの人生として飲食業の開店を志す傾向にあります。退職金を受け取っているとはいえ、開業資金が潤沢な開業希望者は少ないため、出来るだけコストを削減したい志向が需要拡大を呼んでいます。景気の回復、飲食業界の悪習に対する防衛知識の増加、団塊の世代の大量退職。この3つが居抜き物件の需要拡大の主な要因です。
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